やさしい経営学その5です。
皆さんはこの本をご存知ですか? もう20年前の本ですから、まだ生まれてない人もいる訳ですねぇ・・・たまらんなぁ・・・
どこの会社でもそうですが、今期の終わりには来期の計画を考えなけれななりません。まずは今期の売上と利益が計画通りに行っているか。それらはなぜ、上手く行ったのか?、もしくは上手く行かなかったを考えます。その後、では来期には何をどうすれば、どうなるのだろうと喧々諤々(ケンケンガクガク)での熱い論戦(?)となるのでしょう。
そんな時に、この本は色々なヒントを与えてくれました。(今では第3部まであるのですね)
例えば
・必要は発明の母かもしれない。でも、偶然は発明の父である。(両方、必要と言うことです)
・目標に対するみんなの問題点は、世の中(市場)はみんなの目標が達成されるまでじ~~っと待っていたりしないこと。
・今日の目標は明日のマンネリ・・・(これは自分自身に言える・・)
・他人の成功をマネする人たちは一つ所に群がって、しかも小競り合いをするのに忙しいから、先導者(革新者)に追いつくことができない。(日本企業の戦略は横並びと言われるゆえんです)
・自らのサクセスストーリーはみんなのサクセスストーリーとは違うのだ。彼らは他人を凌駕する人材になろうとしているけど、それを他人と同じような人間になることで達成しようとしているんだ。(人と同じことをしてもダメ)
・みなさんの目標は、試してみた結果で失敗に終わったんじゃない。試すこと自体が欠落していたんだ。(本当にトライした??)
・計画なんて大抵は上手く行かない。 十回試して、八回は失敗する。(耳が痛い)
などなど、この本には嫌みの様な文章が沢山記載されており、当時は私も頭に来たものです。では実際、どうなんでしょう。大切なのは個人個人の気持ちの持ちようの様です。
「明日は今日と違う自分になる。」これだけです。
人は変化することはとても嫌うのですが、試してみることは意外に大好きな生物らしいです。
10回試せば2回は当たる!!そのためには今日と違う自分になることを心掛ける。
ちなみにこの本の原題は「The Max. Strategy」(ザ・マックス・ストラテジー)と言い、直訳をすると、「最大の戦略」と言う意味です。
原題のサブタイトルの要約は「ビジネスマンが空港で立ち往生し、彼の今までの経歴を飛躍させる方法を学習しました。」ってな、とこでしょうか。ちなみに日本語版はAmazonのキンドル(電子書籍)で無料で読むことが可能です。