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エデュケーション(学問)のススメ

皆さんはMBAとかMOTとかご存知でしょうか。今回はスタティステックス(って覚えてますか?)の続きではなく、ちょっと脱線させます。

まずはそれぞれの意味です。

MBA=マスター オブ ビジネス アドミニスタレーション=経営学修士

MOT₌マネージメント オブ テクノロジー= 専門修士=技術経営=

技術版MBA(とも言われる)

今回はそのMOTに関してのススメを書いて行きます。

そもそも「MOT」とは製造業がものづくりの過程で培ったノウハウ、概念、理論を経営学の立場からまとめたものであり、テクノロジー(技術)を使って何かを生み出すオーガニゼーション(組織)のためのエデュケーション(学問)です。(ウィキペディアから)

日本では東大、慶応、東京理科大、東京工大、九州大、山口大(広大にはない)等多くありますが、実は西日本は以外に少ない。九大と山大だけ(MBAは名の知れている大学ならどこでもあると思います。福大も広大でも)

これは特に製造系の企業で業務している社会人が受けると最大の効果が出る講座だと思います。(サービス業の方でも十分効果はでますが)ちなみに筆者は山口大学大学院の技術経営研究科でした。

↓↓ここですね。

先に言いますが、大学行っていないとMOTは受験出来ないと思っている皆さん、それは大間違いです。実際、私の同級生にも高卒で入学された方々もいらっしゃいます。そんなことは問題ではありません

なお、YUMOTは広島市内と博多市内に拠点となる教室があります。私は広島教室に通っていました。毎週土曜日の朝8:50から夕方19:15までに2教科6時限の授業(9時間)を受けます。また、夏場の集中講義では8:50~17:40までで1教科5時限(土日連続もあり)です。

全科目は上記の通りです。(2019年当時、興味のある方のみご覧下さい) 必修科目は1年生で全て取得する必要があります。選択科目は1、2年生の後期に受講して行きます。さらに応用科目は夏季集中講義になっています。また、1年生の10月頃から、卒業研究である特定課題研究に取組みだします。

尾道から通学するには朝6時半の山陽本線に乗り、自宅に帰るのは21時近かったと思います。

広島教室の同級生は十数名(無論、女性もいます)で、最初はギクシャクしていた関係も授業が進むと、対先生(ww)とか対課題とかで団結して行きます。不思議なことですが、対立の構図よりも団結の構図の方が圧倒的に多かったと思います。同じ立場の人間(年齢、肩書、性別は一切関係なし)が一緒に苦しみを経験することで団結力と仲間意識と思いやりが出て来る様です。

MOTもMBAも経営的基本知識をマスターするためのものでしょうが、実はこの団結による新しい利害関係のない仲間が作れることももう一つの大きな成果になると思います。

彼ら(彼女ら)からは全く異なる世界の全く異なる価値観の多くを学びました。それは苦労の中で出てきたものです。

私が一番おススメしたいことはこの仲間作りです。そのためにエデュケーション(学問)がセットで付いてくる。一挙両得ですね。

かつて私は、会社の中の教育プログラムの一環で似たようなクラスに入れられ、複数年教育を受けたことがありますが、受講者は同じ会社の社員、管理監督者は同じ会社の偉い人たち。これでは明らかに忖度とバイアス(大切な単語です)が生じます。あれはプロパガンダ(ある意図のもとに主義や思想を強調する宣伝)に近かったかも知れませんが、やっとその呪縛から解き放たれた気がしています。

さて、もうひとつの問題は学費を含む費用です。ちなみに基本は2年間ですが、仕事の関係で就学期間を3,4年に延ばしても追加の学費は不要です。(落第の場合は追加が必要ですが www)

入学金も含めて2年間に必要な学費は135万円程度です。が、厚生労働省の専門実践教育訓練給付金(ながっ)をもらうことが出来ます。これは助成金なので、返却する必要がありません。ちゃんと卒業し、資格を取得することが出来れば、全部で100万円くらい戻ってきます。結果、自前のお金は35万円程度で済みます。(広島市内までの交通費としては年間14~23万円くらい、根性の山陽本線から楽勝の新幹線で多少上下します)

このやさしい経営学の基本理念は「昨日の自分から変わること」です。MOTも手段の一つの過ぎません。が、自腹を切り、リスクを自分にかぶせて、自らを追い込むことで、強力な学習成果と仲間が出来るのだと思います。

なお、広島教室、福岡教室共に選抜試験は1年間に2度あります。第1回目は10月に既に終了していますが、第2回選抜は来年の2月7日です。(出願期間は来年の1月18~25日の間です)

詳しくは添付のURL参照下さい。YUMOTの入学案内です。

http://mot.yamaguchi-u.ac.jp/guide.html

 

参考資料(助成金実績 2020/3月)