めっきり春らしくなりました。
さて、AI(人工知能)について少し書いて行こうと思います。
日本では一般的に用いられている言葉は「AI」です。
毎日のニュース、広告、web、TVCM, 家電などなど、「AI」搭載は巷に溢れています。「AI」と言わないと売れない様相です。
ではその「AI」とは一体ナニモノなのでしょうか????
AIには実は大きな2つの定義があることをまずは知って下さい。
それが図1に示すものです。
一つは「ANI」と呼ばれるナロー(狭い)範囲での人工知能と「AGI」と呼ばれる(Gは一般、ジェネラルのG)広い範囲の人工知能です。
簡単な方から説明します。まずは「AGI(アーティフィカル ジェネラル インテリジェンス)」です。
これは図2に示す通り、もうほぼ人間と同じものです。
2045年にシンギュラリティ(技術的特異点)に達し、人工知能が人間の知能を超えてしまうと言われています。
C3PO、R2D2、草薙素子ならまだしも、レプリカント(ブレードランナー)とかターミネーターみたいな殺人兵器の誕生だと思われている方も多いのではないでしょうか?(人間は兵器を作るのが得意ですから・・・嫌味です)
一方の「ANI」です。
既に巷に溢れる、もしくはもうすぐデビューしそうな技術たちです。
スマートスピーカーは皆さんの携帯電話に既に搭載済みですね。
スパムメールの検出排除もこれ、実はANI技術にて動いています。
声を聴いて自動で文章にする技術もANIです。
それらを組み合わせたものが、スマートアグリ(農業)であり、究極形が自動運転かと思います。
でも、これらは「AGI」でなく「ANI」です。
ちなみに携帯でもパソコンでも何かを検索した時にまずは下図4の右側の赤枠が出て来ることをご存知ですか?
少し前まではこの様な表記はなかったんですよね。
これはGOOGLE検索の新しい表示方法です。これも「ANI」で作られています。
「ANI」と「AGI」の違を何となく感じましたでしょうか?
今回はそれで充分です。
それらの違いと実際の「AI」の作り方に関して、これから数回に分けて書いていくつもりです。
おわり
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